ひとつの魚種に集中できるからこそ、
専門性が高まる。
加藤凛太郎
商品部の海老課に所属し、甘エビを担当しています。仕入れ先に対しては、現状の相場を確認し、販売先に対しては、何をどれくらいの数が必要かを確認します。一言で甘エビといっても10種ほどのブランドがありますし、価格は漁獲量により変動するので、単純に商品を仕入れて売るというわけではありません。
検品作業も営業の仕事。仕入れた甘エビをテーブルに並べ、色、大きさなどをチェック。新しい商品の場合は、検食もしています。甘エビ担当になって1年経ちますが、今では食べたときにどんな養殖池で育ったエビなのか想像できるまでになりました。水産物を扱う食品商社は数多くありますが、魚種ごとに営業担当がいるのが当社の強みだと思っています。
先輩からの指示を待つのではなく
自分で考えるからこそ失敗が糧になる。
東日本支社にいる甘エビ担当は私1人。何をどれくらい仕入れるかなどの判断は任せてもらっています。もちろんミスもありますが、自分で考えた結果であれば、何をどう軌道修正すればよいか、解決策も見つけやすく、ひとつひとつの仕事から学べるものが大きいです。
営業担当同士の情報交換も盛んですし、困ったときは先輩がサポートしてくれますので、フォロー体制があるなかでやりがいを持って仕事に取り組めています。
私が甘エビを販売する先は問屋や卸売業の方々ですが、その先にあるのが量販店です。どんな種類のエビをどれくらいの価格で販売しているのか確認し、営業する際の提案材料にするため、最近では個人的に量販店に行く回数が増えました。
着実に一歩ずつお客様を増やし、
甘エビの魅力を伝えていきたい。
売り上げ目標の達成はもちろんのこと、お客様をもっと増やしていきたいという思いがあります。当社の取引先のなかにも、まだ甘エビの取り扱いのない企業様もいらっしゃいますので、まずはそこからアプローチして、お客様を1件ずつ増やしていきたいですね。
就職活動中の学生さんに伝えたいのは、志望する職種の仕事内容を深いところまで確認するよう努めること。私自身は幸運にも恵まれた環境で働けていますが、学生のうちに社会人になったときの働き方をリアルに想像しておくのは大切かなと今になって思います。